年々受験者を増やし、日本で最も評価される英語試験「TOEIC」。
これからTOEICを受けてみたい人もしくはTOEICを受けたことがあるがより詳しくTOEICについて知りたい人向けにTOEICとは何かを詳しく説明します。
タップできる目次
TOEICとは?
TOEICとは、日本で年間250万人以上の人が受ける日本で最も有名な英語力を測る試験です。
年々受験者が増えTOEICがもたらす社会的影響も増しているので、TOEICでハイスコアを取得するだけで就活や転職で有利になります。
試験頻度・受験料
TOEICの試験は全国各地で受験することができ、約2ヶ月に1度は行われています。
試験頻度が他の英語試験に比べると高いので、気兼ねなく受験することができます。
受験料は、5,725円ですがインターネットから申し込むと初回受験から1年後の試験より5,029円に受験料が割引されます。
試験の種類
以前はTOEICの試験の種類は2種類でしたが、現在は約5種類に別れています。
- TOEIC Listening & Reading Test
- TOEIC Speaking & Writing Tests
- TOEIC Speaking Test
- TOEIC Writing Test
- TOEIC Bridge Test
その中でもっとも有名な試験がTOEIC Listening & Reading Testで、この試験のことを世間一般的にはTOEICと言います。
結果が合否判定でなく数値
TOEICは合否判定でなく、スコアで試験結果が出ます。
評価は、聞き取りと読解でそれぞれ5点から495点までの5点刻みで行われ、合計では10点から990点となり、これらのスコアが認定される。
スコアは素点による絶対評価ではなく、Equatingと呼ばれる方式を用いて統計的に算出される。これにより、評価基準が常に一定に保たれ、受験者の英語運用能力が同等であればスコアは一定であるとされる。
出典:http://ur0.biz/D7iF
スコアには受験生の壁と言われる点数があり、600点、730点、800点、860点、900点です。
この壁を越えたスコアを取得すると徐々に世間一般に認められるようになります。
日本語は一切なし
TOEICの試験では日本語が一切使われません。
設問も全て英語なので、ハイスコアを取得するにはかなりの英語基礎力が必要になってきます。
TOEICスコアアップには対策が必要
TOEICは一見英語力が高ければ、ハイスコアを取得できるように思われていますがそうではありません。
2時間という時間で200問を解かなくてはいけないので、集中力はもちろんTOEIC問題の傾向を対策をして解答力を身につけなくてはハイスコアは取得できません。
ビジネス英語
TOEIC英語はビジネスで使われる英語を中心に試験問題が作られているので、TOEICを学習で身につけた英語はそのままビジネスに使うことができます。
私もカナダ現地の貿易会社で働いたことがありますが、TOEICで身につけた英語は役にたちました。
2016年より新形式に移行
2016年5月より問題の出題形式に変更がありました。
全体的な流れは変わりませんが、各パートで問題数または問題の傾向が変わっているので、旧形式から受験している人は再度対策が必要になります。
出典:http://www.alc.co.jp/tg/toeic_first/
英検との違い
日本で最も受験者数が多い英検との大きな違いは、結果の出し方と面接試験でしょう。
TOEICは結果はスコアで面接試験はありませんが、英検は合格か不合格、また一定の級以上を受ける場合は面接試験があります。
TOEICの弱点
TOEICの弱点としては、スピーキングとライティングの能力を測ることができないところです。
なので海外留学もしくは海外で就職を目指している人には効力が薄い試験にです。
2016年から今までのTOEICをTOEIC Listening & Reading Testという名前の試験に変え、ライティングやスピーキングの試験を充実させましたが、ライティングやスピーキングの試験は知名度がかなり低いので、英検やTOEFLには及びません。
それでも日本ではTOEIC
海外では知名度や効力が薄いTOEICですが、日本では最も評価を得やすい英語試験です。
TOEICハイスコアを取得すればあなたのキャリア人生を大きく変えることになるでしょう。