TOEICでスコアを上げるためにも必ず知らないといけないのがTOEICの採点方法です。
一見1問〜点と決まっているように思えますが、実は1問あたりの点数は固定されていません。
今回は、TOEIC学習者にとってとても重要なTOEICの採点方法とそこから立てらえる効果的にスコアを上げる方法をお伝えします。
TOEICスコア
TOEICは5点刻みでリスニング・リーディング別に各495点満点、トータルスコア10点から990点満点でスコアが表記されます。
ここで1つ不思議なことがありますよね。
それは最低点が0点ではないことです。
どんなにてきとうに解答しても0点にはなりません。
またすべて同じ解答(例えばすべての選択しをAにする)を選択しても確率論的にTOEIC200点台は取得できるらしいです。
TOEICの採点方法とは?
スコアは素点による絶対評価ではなく、Equatingと呼ばれる方式を用いて統計的に算出される。これにより、評価基準が常に一定に保たれ、受験者の英語運用能力が同等であればスコアは一定であるとされる。
出典:https://goo.gl/84MFOu
上記がTOEICスコアの採点方法ですが、私からより簡単にお伝えすると、全受験者の解答データからあなたの正解数が全受験者の中でどの位置にいるかでスコアが決まります。
言い換えると大学受験を挑む時に模試を受けたことがあると思いますが、その模試の結果の偏差値が5点刻みのスコアに変わったのだと考えてください。
なので仮に全問正解しなくても正答率が上位数パーセントに入っていると満点がとれます。
採点方法からTOEICスコアを上げる勉強法が立てられる
この採点方法からスコアを大幅に上げる勉強法を立てることができます。
まず以下の表をご覧ください。
このスコア分布図は実際に2017年3月に行われTOEIC公式が発表したTOEIC受験者のデータです。
注目して欲しいのが各リスニング、リーディングの上位にいる人数が420点以上で見た場合、リスニングは7,426人いるのに対してリーディングはその半分の3,630人しかいません。
このことから学べることはリスニングは予想以上に高いスコアを取れる可能性が十分にあり、リスニングに関しては仮に全問正解できなくても満点が取れます!
私の感覚値で、8割正解できれば、スコアは9割を超えます。
なぜリスニングが比較的高いスコアを取り安いのかというと、日本人はリスニングが苦手な人が多くいるので、できる人とできない人の差が大きくあります。
なので正答率が上位にいるだけで、自分の予想以上のスコアを取得することができるのです。
逆にリーディングは日本人が得意とされる分野なので、正答率が高くても高得点がなかなか取れないのが上記の表からわかります。
私自身このことに気づいてからはリスニングにフォーカスして勉強し、最終的にリスニングスコアを445点まで伸ばしました。
まとめ
今回のお伝えしたこともそうですが、TOEICについて知るだけでよりスコアを上げる効果的な勉強の方法を編み出すことができます。
英語学習だけでなくTOEICについて詳しくなることがTOEICハイスコアを取得する近道です。